EC機能を備えたアプリ開発では、全機能を1から構築するネイティブ開発と、アプリ内ブラウザでECサイトを表示する方法がありますが、コスト面では後者が有利であり、現在の技術では動作速度もほぼブラウザに匹敵します。SEOの観点やサイト速度の重要性から、ECサイトのスピードアップに投資する価値が高いと言えます。一方で、アプリにはログインが必要で、ECサイトへの別途ログインがユーザーの離脱を招く可能性があるため、自動ログインの実装が推奨されます。コストを心配する声もありますが、適切な初期投資と機能追加により実際に売上が上がる事例も多く、リピーターを増やすためには、アプリを通じた継続的な顧客との接点が重要であり、オウンドメディア化や適切な情報提供によりファンを増やし、ブランドと顧客の繋がりを深めることが今後の課題であると示唆しています。 今回ゲスト、メグリ株式会社 篠田 健吾 氏は、入社当初、Webサイト・アプリの分析および企画を中心にサービスの新規営業にも従事され、現在は、プロダクト開発チームでプランニング担当として「MGRe」の新機能の企画や改善等の業務されていらっしゃいます。